断舎離を進めるべく物入れの整理をしてたら,すっかり忘れていたカセットテープが大量に出てきたですよ。
聞きたいアルバムはiTunesで入手してたりするので,そのまま廃棄してしまおうかとも思ったんだけど,バンドのライブ音源とかは,(あたりまえだけど)流石に無いので,こちらもず――――――っとしまってあったカセットデッキに火を入れてみた。
カセットデッキはこれ。SONY カセットデッキ TC-K333ESA
直ぐにテープを入れるのもちょっと怖いので,空の状態で,早送りとか巻き戻しとか再生をしてみた。再生はテープを入れないと動作しないので,ケースに入っていない何だかよくわからないテープを入れてヘッドフォンで聞いてみた。
がしかし,ヘッドは上がるんだけど3秒位で停止状態になってしまう。カセット部を見るとテープが走行していないので,停止になってしまっていた。
SONYで修理できるか調べてみると,自分で修理した記録がいっぱい出てきた。SONYでも既に修理はできないみたいなので,ダメ元で修理してみることにした。
調べて行くと,メカ部はESシリーズで共通らしく,iregui2013さんのESシリーズ デッキ分解(共通)がわかりやすかったので参考にさせてもらった。
とりあえず,分解してデッキを取り出して動作させてみると,ヘッドが上がる途中で止まってしまっていた。綿棒でちょいと突いてみるとヘッドが上がりきってちゃんとテープが走行することが分かった。
修理の定番はモードベルトの交換ということで,ESシリーズ デッキ分解(共通)の通りばらしていく。本体の分解もそうだけどネジが多数あるので後々間違わないように順番に簡単な絵を書いて紙にテープで張っておく。元に戻すときは逆の順序でネジを戻せば最後にネジが余るといった事もないしね。
交換するところは,モードベルトとキャプスタンベルトを交換する。ベルトを自作する方法を取っているページも見かけたけど,CompactCassetteCollectorさんの備忘録 カセットデッキの修理用ベルトサイズにバッチリ乗っていました。
ということで,
- キャプスタンベルト φ70×0.5×5
- カウンターベルト φ22×1.2T
入手先も秋葉原の千石電商との記載もあった。
サイズ的にカウンターベルトがモードベルトだろうと思う。
実際の分解,組立は,それほど難しくはなかった。
でも2回ほど,分解/組立をしましたよ。
ESシリーズ デッキ分解(共通)のロータリーエンコーダーを取り付けるときに,「若干コツが必要です。」の通り,1回目の組立の時,まんまと大きなギアのでっぱりとロータリーエンコーダーの窪みにはまっていなかった。
組立後,電源を入れて………….動かない。
一瞬,やっちまったか!とも思ったのですが,よーーーーーく観察すると件の場所がはまっていないので,ロータリーエンコーダーが動かず,動作していないということでした。
2回目の分解/組立を注意して行ったところ,バッチリ動作しました。
いやはや,実はまだ問題があったんだけどね。この時はわからなかった。
我が家のK333ESAも見事に同じ状態。。。挑んでみます。先ずはベルト等の調達から。 名古屋地区(大須等)では手に入るのでしょうか?
どもども,とっても亀レスですが…
既に解決済かもしれませんが,ゴムベルトを購入した千石電商では通販も行っているようです。
名古屋事情が今一つわからないので,大須で手に入るかは不明です。
すっかり続きを書いていませんが,実は組み立てたあと,テープを数本ダメにしてしまいました。
組立後,基準(周波数)カセットやミラーカセットにて調整をしないといけないらしいのですが,両方とも持っていなかったので,テープを再生してみました。
その結果,テープがヘッドの真ん中を走行せずぐしゃぐしゃになってしました。
基準カセットはあきらめ,ミラーカセットを手作りしてテープがちゃんとヘッドの真ん中を走行するか確認しました。
ミラーカセットといっても単にカセットの横にあなを開けて,そこに歯医者さんで使う鏡でテープ走行を目視して調整しました。